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地理ブログ 間違えない時差の考え方

 

まず基本的なルール

  1.  東に行くと時間が+(プラス)になり西に行くと時間が-(マイナス)になる。
  2. 日付変更線をまたぐと日付が変わる。(東経→西経の時は-1日、西経→東経の時は+1日)
  3. 経度15度でおよそ1時間の時差が生じる。

 

間違えないように

1.日付変更線はまたがないように考えよう!

日付変更線をまたいでしまうと経度の計算、時差の計算が複雑になってしまいます。たとえ経度差が小さい場合でも日付変更線をまたがない方法で考えましょう(後述)

 

2.24時間制を導入しよう

12時間制で考えると午前、午後を考えないといけないので計算が複雑になってしまいます。もし最初の設定が12時間制だ考えられている場合は24時間制に直して時差計算をしましょう。

 

考え方

1.起点、終点が東経なのか西経なのかを確認する。


2.両方が東経もしくは両方が西経の場合、引き算により経度差を求める。

 (経度差)=(大きいほうの経度)-(小さいほうの経度)


3.片方が東経でもう片方が西経の場合足し算で経度差を求める。

 (経度差)=(東経の経度)+(西経の経度)


4.時差を求める。 
 (時差)=(経度差)÷15


5.日付変更線をまたがないようにしたとき起点→終点への移動が西向きなら時差分を  引き起点→終点の移動が東向きなら時差分を足す。

 

練習問題

東京(東経135度)が2月11日午後2時のときロサンゼルス(西経120度)は何時か?12時間制で答えよ。

 

答え

上記の考え方で解いていきます。

 

1. 起点、終点が東経なのか西経なのかを確認する。

 起点の東京は東経、終点のロサンゼルスは西経です。

 

2.両方が東経もしくは両方が西経の場合、引き算により経度差を求める。

 片方が東経、もう片方が西経なのでスキップ

 

3.片方が東経でもう片方が西経の場合足し算で経度差を求める。

 (経度差)=135+120=255度

 

4.時差を求める。

 (時差)=255÷15=17時間

 

5.日付変更線をまたがないようにしたとき起点→終点への移動が西向きなら時差分を引き起点→終点の移動が東向きなら時差分を足す。

 

 日付変更線をまたがないように東京からロサンゼルスへ移動する場合は東京→本初子午線→ロサンゼルスというような移動になり西向きの移動になります。

 東京の時刻は2月11日の午後2時→24時間制に直すと14時

この時ロサンゼルスの時間は14-17=-3 → 2月11日の-3時 → 2月10日の21時となります。

 

12時間制に戻して

ロサンゼルスの時間は2月10日の午後9時となります。